タイランドエリート旧会員権の相場

はじめに

2024年から2025年にかけて、タイランドエリート旧会員権への関心が再燃しています。特に、「生涯会員権で何度でも譲渡可能なもの」や「３０年会員として何度でも譲渡可能なもの」の２つのタイプに注目が集まっており、市場での取引も活発化しています。

本記事では、タイランドエリート旧会員権の最新相場や今後の動向、個人間売買で購入する際の注意点などを詳しく解説します。

タイランドエリート旧会員権とは？

タイランドエリートは、タイ政府観光庁が監修する長期滞在プログラムで、富裕層やリタイアメント層に人気のある制度です。２００３年にスタートした外国人長期滞在プログラムは２０年の歴史の中で、何度も内容を変化させておりますが、２００８年までに入会を募集した旧会員権が会員期限が長く、何度でも譲渡が可能なために、最近熱い注目を浴びております。

主な旧会員権の種類：

プラン	会員期限	価格
生涯会員として何度でも譲渡可能	生涯	個別相対取引
初回譲渡で３０年会員となり、譲渡回数無制限	３０年（年々償却）	個別相対取引

現在これらのプランは新規募集を終了していますが、旧会員からの個人売買を通じて入手可能です。

【2025年最新】旧会員権の相場価格

1. 生涯

中古市場価格：家族間で無償で名義変更するケース。友人間で安く譲るケースを除くと年々価格は上昇気味といえます。世界的には居住権の価格が上昇する傾向にあり、そうした中では比較的リーズナブルな範囲内ともいえます。
取引の傾向：価格の上昇に従い、売買不成立のケースも。

2. ３０年タイプ

中古市場価格：生涯タイプにくらべて、価格は低め。
傾向：現行会員のものとの対比で、期間と特典の面で

3. 現行プラン（20年タイプ）

価格帯：500万バーツ
特典：年間付与される１２０ポイントで各種特典と交換。

🔍 ポイント：価格は為替（バーツ/円）や政府のビザ方針変更、需要と供給のバランスにより変動します。

旧会員権の購入・譲渡する際の注意点

✅ 信頼できる業者を選ぶ

詐欺的な業者も存在するため、タイ政府公認の正規代理店を選びましょう。

✅ 会員権の有効期間・所有権を確認

旧会員権の所有権や特典内容は国営企業に確認しないとわかりません。個人情報保護の観点から内容の問い合わせには応じてもらえないため、内容、条件の確認には注意が必要です。正規代理店であれば安心して任せられます。

✅ 譲渡手数料・名義変更費用

名義変更は国営企業の専権事項です。名義変更手数料は別途手数料２０万バーツ（初回入会時期により変動）が発生します。事前に全費用を確認しましょう。

✅ 安全な売買契約書の取り交わし

発生しうるイレギュラーなケースにも対応可能な売買契約書を取り交わしましょう。
名義変更にあたっては、まず購入者の入会手続きが必要です。入会の承認がないと、譲渡はできません。

✅ 安全確実な売買代金授受

無形の権利である旧会員権の譲渡にあたっては、売買代金の支払い方法、支払時期などもトラベル回避のための配慮が必要です。信頼できる正規代理店に任せましょう。

2025年以降の動向と見通し

タイランドエリートの旧会員権は新規募集が終了しているため、個人間売買でのみ入手が可能です。国際的にもセカンドカントリーを求める傾向が強ます、永住権を高額で販売する国も増えております。そんな中では、比較的リーズナブルな価格で取引されている各種特典付きの生涯居住権【タイランドエリート旧会員権】は希少価値が年々高まると予想されます。